Bead Xtract cfDNA kit

Bead Xtract cfDNA kit

cfDNA抽出キット(マニュアル、オートメーション用)

Bead Xtractは、磁器ビーズを用いて最大10mLの血漿または血清からcfDNAを迅速かつ効率的に抽出するために設計されています。サンプルはマニュアルで処理することも、さまざまなオートメーションプラットフォームを使用して処理することも可能です。ろう斗や真空ろ過が不要のため、マニュアル作業の時間を最小限に抑えることができます。

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簡便で拡張性のある抽出方法

簡便に使用でき、さまざまなアプリケーションやワークフローに柔軟に対応します。0.5~10mLの血清や血漿の投入量を調整しても、サンプルからcfDNAを最大限に回収することが可能です(表1)。

表1

Kit sizeNo. of extractions
with 1 ml input
No. of extractions
with 2 ml input
No. of extractions
with 4 ml input
Small20105
Medium20010050
Large800400200
Bead Xtract cfDNAは、同じキット内でさまざまな投入量に対応可能です。

最小限のgDNA汚染

Bead Xtractの溶解および結合バッファーは、小さなDNA断片の回収を最大化し、gDNAの汚染を最小限に抑えるよう最適化されています。抽出された高品質なcfDNAは、定量PCR(qPCR)、ドロップレットデジタルPCR(ddPCR)、次世代シーケンシング(NGS)などのアプリケーションに適しています(図1)。

図1
Bead Xtract cfDNAキットを使用したcfDNA抽出(オートメーション)では、cfDNAのフラグメント分布に典型的なヌクレオソームパターンが確認され、gDNAの汚染は低いレベルに抑えられていました。(4mLのサンプルをHamilton ML STARで複製処理し、50 µLのバッファーで溶出しました。精製されたDNAをAgilent 4200 Tapestationで分析しました。)

高性能

Bead Xtract に使用されている磁気粒子の高い結合力により、他の主要メーカーのcfDNA抽出キットと比較して、血漿サンプルから高いDNA収率が得られます(図2)。さらに、DNAを分離するために必要な粒子の量を減らすことができ、10mLの血漿を使用しても最終的な溶出量を30~60μLに抑えることが可能です。これにより、DNAの真空ろ過が不要となり、プロトコルが簡素化され、最終的なcfDNAサンプルの濃度がNGSなどのアプリケーションに十分適したものとなります。

図2
1mLの血漿から抽出したDNAの平均収率(ng)は、ビーズベースおよびスピンカラムベースの抽出キットを使用して得られた結果です。(cfDNAは、各社のプロトコルに従って抽出し、50μLの溶出バッファーに溶出しました。DNA濃度は、Qubit 3.0(Invitrogen)を用いて測定しました。

オートメーション化プロトコル

Bead Xtractは、マニュアルでもオートメーションでも実行できる柔軟性を持ち、さまざまなサンプル処理量に対応できます。溶解から抽出までの自動化プロセスはHamilton ML STAR等で検証されており、さまざまなオープンエンドの液体ハンドラーに対応したスクリプトが用意されています。完全にオートメーション化されたcfDNA抽出では、セットアップにわずか30分、4mLのサンプルを96ヘッドのHamilton ML STARで48検体処理するのに3時間以内で完了します。

注文情報
ProductCatalog No.
Bead Xtract cfDNA, 20 (1 ml) extractionsPRE_EXT_BXC_20
Bead Xtract, cfDNA 200 (1 ml) extractionsPRE_EXT_BXC_200
Bead Xtract, cfDNA 800 (1 ml) extractionsPRE_EXT_BXC_800
製品リソース
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