Cell3™ Target: Custom panel for cfDNA

cfDNA 向けカスタムパネル
優れた精度を実現するカスタムNGSソリューション

お問い合わせ

Cell3™ Targetは、高精度かつ柔軟にカスタマイズ可能なNGSパネルを提供します。ハイブリダイゼーションキャプチャとIlluminaテクノロジーを用いて、cfDNAの低頻度バリアントを確実に検出し、がんの診断、出生前検査、リキッドバイオプシーにおける感度を向上させます。作業時間が2時間以内の効率的なワークフローにより、迅速かつ高品質な結果をニーズに合わせて提供します。

ユーザーストーリー

唾液cfDNAを用いたOSCCの早期検出

キングス・カレッジ・ロンドンの研究者であるDr. Ahmedは、口腔扁平上皮癌（OSCC）の早期発見という課題に直面していました。従来の画像診断では、再発を早期かつ治療可能な段階で検出することが困難でした。これを解決するため、Dr. AhmedのチームはNonacusのカスタムパネルを使用して、OSCC患者の唾液サンプルからcfDNAを分析しました。

Dr. Ahmedのチームは、OSCC専用に設計されたNonacusのカスタムパネルを使用し、唾液サンプル中の体細胞変異を検出しました。この革新的なアプローチでは、12遺伝子パネルを20,000倍の深さでシーケンシングし、高感度かつ高特異度での検出が可能となりました。唾液中で検出された変異のアレル頻度は、0.004から0.061の範囲でした。

Nonacusのカスタムパネルは、OSCCの再発の早期検出を大幅に向上させました。この研究により、唾液由来のcfDNAが腫瘍由来の変異を検出するための信頼性の高い手段であることが確認され、82%の検出率を示しました。この非侵襲的手法は、患者の予後を改善し、OSCCの管理を効率化します。

Ahmed, Ahmed A., et al. “Mutation detection in saliva from oral cancer patients.” Oral Oncology 151 (2024).

シーケンシングのパフォーマンスとコスト効率を最適化

Cell3™ Targetは、カバレッジの均一性を確保するよう設計されており、高シーケンシング深度が求められるcfDNAアプリケーションに最適です。

• 500プローブ未満の小型パネルでも、高いオンターゲット率と均一なカバレッジを実現
• 25ngのcfDNAから、0.1%のVAFでのバリアント検出が可能
• コストを抑えながら、感度を損なうことなく高いパフォーマンスを発揮

強化されたオンターゲット効率と低頻度バリアントの確実な検出

Cell3™ Targetは、優れたオンターゲット性能を提供し、オフターゲットのシーケンシングリードを最小限に抑え、小型パネルから大型パネルまで均一なカバレッジを実現します。単一遺伝子のシーケンスから1,000遺伝子まで、この技術は他のキャプチャ方法に比べて高い効率と精度を保証します。この高度な技術を活用して、cfDNA内の低頻度バリアントの検出感度を強化します。

SeraCareの標準リファレンスを用いたテストでは、0.6%という低いVAFでも、Cell3™ Targetは正確で信頼性のある結果を提供しました。